ある閉ざされた雪の山荘でというのは、東野圭吾さんの長編推理小説です。

登場人物が全員役者で、新作舞台の主役をかけたオーディションの最終選考が、大雪で孤立した山荘という架空の密室空間で行われるという設定です。

次々と消えていくメンバーたちに、本当に殺人事件が起きているのか、それとも演出なのかという疑惑が生じます。

この小説は1992年に単行本が発行され、1996年に文庫本が発行されました。第46回日本推理作家協会賞(長編部門)候補になりました。

2024年には映画化される予定で、ジャニーズWESTの重岡大毅さんが主演を務めます。

共演者には中条あやみさん、岡山天音さん、西野七瀬さん、堀田真由さん、戸塚純貴さん、森川葵さん、間宮祥太朗さんなどがいます。

この記事ではある閉ざされた雪の山荘での叙述トリックについてや他の叙述トリックを使った小説も紹介していきます。

ある閉ざされた雪の山荘での叙述トリックについて

ある閉ざされた雪の山荘では、東野圭吾さんの長編推理小説です。

この小説は、劇団員の男女7人が、演出家からの指示で「吹雪の山荘での殺人劇」を舞台稽古するという設定で始まります。

しかし、次々とメンバーが失踪し、残された紙には「死体の状況」が書かれています。

これは演出家の仕掛けた演技なのか、それとも本当に殺人事件が起きているのかという疑惑が生じます。

この小説は、叙述トリックという手法を使っています。

叙述トリックとは、物語の語り手や登場人物が読者に対して誤解を与えるような言葉や表現を使うことで、物語の真相を隠すという技法です。

この小説では、語り手である主人公・久我和幸が、自分の視点から物事を描写しているため、読者も彼と同じように物事を捉えてしまいます。

しかし、彼の視点には見落としや錯覚があり、それが物語の結末に大きく影響します。

具体的な叙述トリックの例を挙げると、以下のようなものがあります。

– 久我が初めてペンションに到着した時、「 雪景色 」という言葉を使っていますが、実際には雪は降っておらず、地面も雪に覆われていません。

これは久我が「 豪雪に襲われ孤立した山荘での殺人劇 」という演出設定に影響されているためです。

– 久我が本多雄一と相部屋になった時、「 零時前にスタンドのライトを点けようとしても点灯せず 」と書いていますが、実際にはライトは点いており、久我が目を閉じていたために気づかなかったのです。

これは久我が眠気に負けているためです。

– 久我が由梨江の部屋から「 この紙を鈍器とする 」という演出設定の紙を見つけた時、「 紙切れを手に取ってみると 」と書いていますが、実際には紙切れを手に取っていません。

これは久我が自分の行動を正当化しようとしているためです。

以上のように、ある閉ざされた雪の山荘ででは、叙述トリックを用いて読者を惑わせることで、衝撃的な結末へと導いています。

この小説は叙述トリックの傑作とも言えますね。

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他の叙述トリックを使った小説について

叙述トリックを使った小説は他にもたくさんあります。例えば、以下のような作品があります。

– 「仮面山荘殺人事件」東野圭吾さん:「スカッとだまされてみませんか」という帯のコピーがこの作品の謳い文句です。東野圭吾さんらしい読みやすさと、著者の思惑通りに読み進めてしまう巧妙さがあります。
– 「アヒルと鴨のコインロッカー」伊坂幸太郎さん:「ある日、僕は殺人を依頼された」という衝撃的な一文から始まる物語です。登場人物の視点や時系列が入り混じり、読者を惑わせます。
– 「ラバー・ソウル」乙一さん:「僕は死んだ」という一文で終わる物語です。主人公の少年が、自分の死を予知する能力を持つことに気づきますが、その能力が彼にもたらすものは何なのでしょうか。

これらの作品は、叙述トリックの傑作として名高いものです。興味があればぜひ読んでみてくださいね。😊